「契約中のPayPay銀行カードローンはどうやって解約するの?」
契約者によっては、解約の仕方が分からない場合があるでしょう。
そこでPayPay銀行カードローンの解約手順について詳しく解説します。
解約したほうがよい人・解約しないほうがよい人もあわせて解説するため、気になる方はご参考ください。
PayPay銀行カードローンを解約する手順|全額返済後にログインして解約手続き
借入残高があるPayPay銀行カードローンを解約する場合、全額返済→解約といった手順で手続きします。
それぞれの手続きについて、詳しくは下記のとおりです。
全額返済手続きの手順
PayPay銀行カードローンでは、下記の手順で全額返済の手続きを行えます。
【全額返済の手順】
- 全額返済に必要な金額を確認
- PayPay銀行の普通預金口座へ入金
- ログイン後に全額返済の手続き
【全額返済に必要な金額を確認】
全額返済に必要な金額は「借入残高+利息」です。
カードローンの利息は日割り計算で加算される関係上、全額返済する日によって負担する利息が異なります。
利息を含めた全額返済の金額を確認したいときは、下記の手順で全額返済シミュレーションを利用すると便利です。
【全額返済シミュレーションの利用手順】
- PayPay銀行へログイン
- 「ローン」→「全額返済シミュレーション」へと進む
- 全額返済の予定日を指定し、シミュレーション
【PayPay銀行の普通預金口座へ入金】
次に全額返済の金額をPayPay銀行の普通預金口座に入金します。
金融機関によっては平日15時以降と土日祝日に振込手続きした場合、翌営業日9時以降の振込です。
他行からの振込で入金する場合、全額返済する日の数日前までには振込手続きするとよいでしょう。
【ログイン後に全額返済の手続き】
入金が反映されたら下記の手順で全額返済の手続きを進めます。
【全額返済手続きの手順】
- PayPay銀行へログイン
- 「ローン」→「追加返済(一部・全額)」へと進む
- 「全額返済」を選択して手続き
解約手続きの手順
全額返済の手続きが完了次第、下記の手順でPayPay銀行カードローンを解約します。
【解約手続きの手順】
カードローンのみ解約する場合 | カードローンも口座も解約する場合 |
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1.PayPay銀行へログイン 2.「ローン」→「解約」へと進み、解約手続き | 1.PayPay銀行へログイン 2.「各種手続」→「口座解約」へと進み、解約手続き |
口座は引き続き利用したいという方は、カードローンのみの解約で構いません。
今後借入する予定はない、口座も他行へ乗り換えるという方は、カードローンも口座も一緒に解約するとよいでしょう。
PayPay銀行カードローンを解約したほうがよい人
PayPay銀行カードローンを解約したほうがよいのは、下記に該当する人です。
【解約したほうがよい人】
- 借り癖がある
- 住宅ローンの利用を検討している
- 不正利用を防止したい
借り癖がある
借り癖がある人は、契約中のPayPay銀行カードローンを解約しておくと借りすぎの防止に役立ちます。
金融機関のカードローンは、設定された限度額の範囲で繰り返し借りられる商品です。
インターネットやATMなどからすぐに借りられる商品が多く、借り癖がある人だと借りすぎてしまう恐れがあります。
必要以上に借りすぎると返済困難に陥りかねません。
住宅ローンの利用を検討している
住宅ローンの審査でも信用情報へ照会をかけています。
住宅ローンの利用を検討している人は信用情報上、PayPay銀行カードローンを解約しておくのが望ましいです。
信用情報にカードローンの解約情報が登録されている場合、「完済した証=良好な返済状況がある」とみなされ、住宅ローンの審査に好影響が出る可能性があります。
住宅ローンへ申し込んだ金融機関から、PayPay銀行カードローンの解約証明書を求められた場合は下記の手順で発行してもらえます。
【解約証明書の発行手順】
- PayPay銀行へログイン
- 「ローン」→「解約証明書発行」へと進む
- 解約証明書のプリントアウト
家庭用のプリンターがない場合は、コンシューマーローンセンターから解約証明書の郵送を希望できます。
不正利用を防止したい
契約中のカードローンが不正利用されると、身に覚えのない請求が届きかねません。
不正利用を防止したいときは、契約中のPayPay銀行カードローンを解約するとよいでしょう。
PayPay銀行では不正利用への補償制度を用意しています。
【補償対象となる主な不正利用】
ATMの場合 | 盗難や偽造されたキャッシュカードでの不正出金 |
インターネットバンキングの場合 | スパイウェアやフィッシング詐欺などで盗用された口座番号、暗証番号、ログインパスワードなどでの不正振込 |
自身での故意や重大な過失で生じた不正利用の被害など、状況によっては補償対象外となります。
補償対象・対象外に関わらず、口座も一緒に解約しておけばキャッシュカードやインターネットバンキングでの不正利用も防止可能です。
PayPay銀行カードローンを解約しないほうがよい人
PayPay銀行カードローンを解約しないほうがよいのは、下記に該当する人です。
【解約しないほうがよい人】
- 急な出費に備えたい
- 無利息特約の再利用目的
急な出費に備えたい
解約したカードローンから再度借りるには、再申込→再審査→再契約の手順が必要です。
急な出費があった際、すぐに借りるのが難しくなります。
1度目の審査に通過している人であっても、再審査に通過するといった保証はありません。
急な出費に備えたい人は、カードローンの契約をそのまま残したほうがよいでしょう。
PayPay銀行カードローンの契約を残しておけば、必要に応じてインターネット・アプリ・カードローン対応ATMからすぐに借りられます。
インターネット・アプリなら手続き完了後、すぐに口座へ振り込まれます。
カードローン対応ATMならセブンイレブン・ローソン・ミニストップなど、全国のコンビニからすぐに現金で借入可能です。
無利息特約の再利用目的
PayPay銀行カードローンでは、初回借入日から30日間の無利息特約を用意しています。
カードローンの利息をなるべく節約したいときに便利な特約です。
しかし、無利息特約の適用は初回借入のみが基本となります。
無利息特約の適用後、すぐにカードローンを解約し、再契約後に無利息特約の再適用を受けようと思ってもできません。
無利息特約の再利用といった目的でカードローンをすぐに解約しないほうがよいでしょう。
PayPay銀行カードローンの解約に関するよくある質問
カードローンの契約期間が終了すれば自動的に解約となりますか?
PayPay銀行カードローンの契約期間は3年ですが、審査により自動更新されるのが基本です。
原則として「契約期間の終了=自動的に解約」とはなりません。
ただし、更新時の審査に落ちた場合、契約の継続を断られる可能性があります。
カードローンの解約で信用情報に傷が付きますか?
自身でカードローンの解約手続きを行っただけであれば、信用情報に傷は付きません。
ただし、長期延滞など返済状況の悪化で強制解約された場合、5年ほどの期間で信用情報に重大な傷が付いてしまいます。
返済状況が悪くならないように、カードローンから借りるときは無理のない範囲で行いましょう。
口座も解約したときの口座残高はどうなりますか?
口座も解約した場合、口座残高は他行の指定口座へ振り込みされます。
PayPay銀行へログイン後、口座の解約手続き時に振込先の他行口座を入力しておきましょう。
口座も解約した後のキャッシュカードやトークンは処分してもよいですか?
口座の解約をもって、キャッシュカードとトークンは使えなくなります。
キャッシュカードは情報が記録されている磁気ストライプ、またはICチップ部分に切り込みを入れ、細かく裁断して安全に処分しましょう。
カード型トークンは燃えないゴミとして住まいの自治体が指定する方法で安全に処分できます。
トークンアプリの場合は、スマートフォンからアンインストールするだけです。
PayPay銀行カードローンの解約まとめ
借入残高があるPayPay銀行カードローンは、全額返済後に解約手続きできます。
全額返済・解約ともにログインから手続きできるため、電話や来店といった手間はかかりません。
カードローンの解約情報が信用情報に登録されると、住宅ローンの審査が有利になる可能性があります。
その他、不要になったカードローンの解約は、借りすぎや不正利用を防止したいときにも便利です。
ただし、解約後は急な出費に備えるのが難しくなります。
無利息特約の再利用といった目的での解約も止めたほうがよいでしょう。
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