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銀行カードローンと消費者金融にはさまざまな違いがある! 違いから見るおすすめする人も解説

銀行カードローンと消費者金融にはさまざまな違いがある! 違いから見るおすすめする人も解説

「銀行カードローンと消費者金融の違いは?」

初めて借入する方だと、銀行カードローンと消費者金融の違いが分からない場合があるでしょう。

そこで銀行カードローンと消費者金融の違いについて比較検証していきます。

違いから見るおすすめする人もあわせて解説するため、気になる方はご参考ください。

目次

銀行カードローンと消費者金融の違いを比較検証|上限金利・限度額・審査時間・融資スピードなど

銀行カードローンと消費者金融の違いを比較検証した結果は下記のとおりです。

【比較検証】

比較項目銀行カードローン消費者金融
提供会社・都市銀行
・地方銀行
・ネット銀行など
・銀行グループ傘下の大手
・独立系の大手
・中堅
・街金など
上限金利年13~14%ほど年18~20%ほど
限度額最高500万~1,000万円ほど最高50万~800万円ほど
審査時間最短当日~1週間ほど最短20分~当日ほど
融資スピード最短翌日~2週間ほど最短20分~当日ほど
審査の担当会社保証会社と銀行本体が一般的自社が一般的
審査通過率非公開が一般的大手で30~40%ほど
サービス・機能など・自動融資
・キャッシュカードでの取引
・住宅ローン利用者への金利優遇など
・自動契約機
・無利息サービス
・スマホATM取引など
適用される法律銀行法貸金業法

銀行とは、預金業務や融資業務を中心に提供する会社のことを言います。

普通預金・定期預金の他、住宅ローン・教育ローン・マイカーローン・カードローンなどさまざまなローン商品も扱う銀行が一般的です。

消費者金融とは、主に個人へ少額融資を提供する貸金業者を言います。

銀行と違い、消費者金融では預金業務を提供していません。

消費者金融との違いから見る銀行カードローンをおすすめする人

消費者金融との違いを踏まえ、銀行カードローンをおすすめするのが下記に該当する人です。

【銀行カードローンをおすすめする人】

  • 消費者金融からの借入には抵抗がある人
  • 金利の低さを重視したい人
  • 口座を持っている銀行のカードローンから借りたい人
  • 住宅ローンとカードローンからの借入を同一銀行にしたい人

消費者金融からの借入には抵抗がある人

銀行カードローンは都市銀行・地方銀行・ネット銀行など、信頼性の高い金融機関が提供する商品です。

「消費者金融=取立ての厳しいサラ金」のイメージがあり、借入には抵抗があるという人でも銀行カードローンなら利用しやすいでしょう。

貸金業法では第二十一条に「取立て行為の規制」を設けています。

サラ金の時代と違い、法律の整備が進んでいる関係上、登録済みで正規の消費者金融であれば違法な取立てを受ける心配はありません。

金利の低さを重視したい人

消費者金融では利息制限法に基づいた金利を設定しています。

【利息制限法】

貸付金額上限金利
10万円未満年20%
10万円以上100万円未満年18%
100万円以上年15%

消費者金融によっては利息制限法で定める上限いっぱいの金利です。

金利の低さを重視したい人は、銀行カードローンを選ぶとよいでしょう。

口座を持っている銀行のカードローンから借りたい人

銀行カードローンによっては自行のキャッシュカードで取引できます。

キャッシュカードは口座を持っている人に発行されるカードです。

借入・返済専用のローンカードとキャッシュカード、2枚管理する必要はありません。

また、銀行カードローンによっては自行口座が必須となります。

口座を持っている人は、その銀行のカードローンへ申し込めば口座開設は不要です。

住宅ローンとカードローンからの借入を同一銀行にしたい人

住宅ローン利用中の人は、その銀行のカードローンへ申し込めば借入先を同一にできます。

その他、銀行カードローンによっては自行の住宅ローン利用者に金利優遇を提供しています。

銀行によって異なりますが、通常の適用金利より0.5%の金利引き下げです。

銀行カードローンとの違いから見る消費者金融をおすすめする人

銀行カードローンとの違いを踏まえ、消費者金融をおすすめするのは下記に該当する人です。

【消費者金融をおすすめする人】

  • 比較的少額な資金を急ぎで借りたい人
  • 銀行カードローンの厳しい審査に不安がある人
  • 短期間で完済できる人
  • 家族や勤務先に内緒で借りたい人

比較的少額な資金を急ぎで借りたい人

人によっては急な出費などで3万〜10万円ほどを当日中に借りたい場合があるでしょう。

大手消費者金融であれば最短20〜30分での融資も可能です。

融資スピードの速い消費者金融は、比較的少額な資金を急ぎで借りたい人におすすめします。

銀行カードローンの厳しい審査に不安がある人

大手消費者金融では審査通過率を公開しています。

【2023年4~9月の審査通過率*】

大手消費者金融審査通過率
アイフル約34.4%
アコム約42.3%
プロミス約40.3%

※参考:アイフル 月次データ

※参考:アコム マンスリーレポート

※参考:SMBCコンシューマーファイナンス 月次データ

多少差があるものの、申込者数のうち30〜40%ほどの審査通過率です。

消費者金融と比べると金利が低い分だけ、銀行カードローンは審査通過のハードルが高いとされています。

銀行カードローンの厳しい審査に不安がある人は、消費者金融へ申し込むとよいでしょう。

短期間で完済できる人

消費者金融によっては初回借入に限り、30日間の無利息サービスを提供しています。

30日間といった短期で完済できる人は、利息の負担なしで借入可能です。

3万〜5万円ほどの少額融資であれば、30日間の無利息期間内に完済しやすいでしょう。

家族や勤務先に内緒で借りたい人

消費者金融によっては、申し込みからカード発行までその場で完結する自動契約機を設置しています。

カードを受け取った後は一部の自動契約機を除き、併設のATMコーナーより借りられます。

自動契約機は家族に内緒で借りたいときにも便利な無人店舗です。

また、大手消費者金融によっては原則勤務先への連絡なしで審査が受けられます。

勤務先に内緒で借りたい人にもおすすめです。

銀行カードローンと消費者金融の違いに関するよくある質問

消費者金融が銀行グループ傘下になるメリットは何ですか?

消費者金融が銀行グループの傘化に入るメリットとなるのが、2008年頃に相次いだ過払い金請求により弱まった経営体力の回復です。

過払い金請求とは、グレーゾーン金利により払いすぎた利息を返還してもらう手続きを言います。

利息制限法の上限超〜改正前出資法の上限以内となるのがグレーゾーン金利です。

出資法の改正により2010年以降は上限金利が年29.2%から年20%へと引き下げされ、グレーゾーン金利は実質廃止となりました。

銀行カードローンは従来から利息制限法の上限以内で貸付けしており、過払い金の発生はありません。

消費者金融が銀行グループの傘化に入ることで、高金利のイメージ脱却といったメリットも期待できます。

消費者金融同様、銀行カードローンでも総量規制の影響を受けますか?

借入総額を原則年収3分の1までとする総量規制は、貸金業法が適用される貸金業者(消費者金融・信販・クレジットカード会社など)が対象です。

銀行法が適用される銀行カードローンは総量規制の影響を受けません。

しかし、年収3分の1または2分の1まで融資を制限する自主ルールを導入している銀行カードローンが多いです。

銀行カードローンでも消費者金融でも審査時に信用情報は確認されますか?

銀行カードローン・消費者金融ともに審査時に信用情報を確認し、返済能力を調査するのが基本です。

信用情報に長期滞納や債務整理など、ネガティブな情報が登録されていると審査が不利になります。

消費者金融から借りると銀行ローンが組めないのは本当ですか?

消費者金融から借りていると、銀行の住宅ローン審査時に影響が出る場合があります。

銀行によって基準が異なりますが「年間返済額÷年収×100」で計算する返済比率が30〜35%を超えると、住宅ローンの審査が厳しくなるのが一般的です。

年間返済額には消費者金融も含まれます。

返済比率が基準を超えているときは、消費者金融への返済を優先させるとよいでしょう。

消費者金融で発行してもらった完済証明書を銀行に提出すると、完済を証明できます。

消費者金融の契約が残ったままだと、借入なしでも限度額が返済比率に含まれる場合があるため、完済後は解約しておくのが望ましいです。

銀行カードローンと消費者金融の違いまとめ

銀行カードローンと消費者金融には上限金利や限度額、審査時間、融資スピードなどさまざまな違いがあります。

なるべく低めの金利で借りたい人は銀行カードローンがおすすめです。

しかし、審査通過のハードルは消費者金融より高い可能性があります。

銀行の厳しい審査に不安がある人、3万〜10万円ほどの資金を急ぎで借りたい人は消費者金融がおすすめです。

銀行カードローン、消費者金融、どちらがよいのか迷ったときは今回の解説を参考にしながら選ぶとよいでしょう。

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