「プランネルから融資を受けた後、支払いに遅れるとどうなるの?」
プランネルは東京都千代田区にある中堅消費者金融です。
人によっては中堅消費者金融への支払い遅れでどうなるのか気になるでしょう。
そこで今回は、プランネルへの支払い遅れで生じるリスクを中心に解説します。
支払い遅れ以前の対処法、支払い遅れ後の対処法が気になる方もご参考ください。
プランネルへの支払い遅れで生じる4つのリスク
プランネルへの支払い遅れで生じるのが、下記のリスクです。
【4つのリスク】
- 遅延損害金が発生する
- 信用情報にブラックリストが掲載される
- 一括請求される
- 給与などが差し押さえされる
遅延損害金が発生する
プランネルでは遅延損害金を年20.0%としています。
遅延損害金は支払いに遅れた借主に対し、損害賠償金として請求するペナルティの一つです。
遅延損害金は滞納した金額に対して日割り計算で加算されます。
たとえば100万円の融資を受けた後、毎月10万円支払いする契約を結んだとしましょう。
10万円を10日滞納したときの遅延損害金は下記のとおりです。
「滞納金額10万円×遅延損害金年率20.0%×滞納日数10日÷365日=遅延損害金約547円」
10万円を10日ほど滞納しただけであれば、それほど大きな遅延損害金ではありません。
しかし、滞納金額や滞納日数が多くなるほど、遅延損害金の負担が大きくなります。
信用情報にブラックリストが掲載される
プランネルへの支払いに3ヶ月以上遅れた場合、信用情報にブラックリストが掲載されるリスクが高まります。
信用情報にはクレジット・ローンの申込情報や契約情報、支払い状況などが登録されています。
クレジット・ローン会社では審査時に返済能力を調査するため、信用情報を扱う信用情報機関へ照会をかけるのが基本です。
審査に悪影響を及ぼす延滞情報は、5年ほどで信用情報から削除されます。
しかし、当分の間はクレジット・ローンからの借入が難しくなるでしょう。
一括請求される
プランネルとの契約上、分割支払いの期日に1回でも遅れると一括請求を受ける可能性があります。
実務上、1回の遅れで直ちに一括請求する消費者金融は少ないでしょう。
しかし、3ヶ月以上も長期滞納すると一括請求のリスクが高まりやすいです。
一括請求は催告書と呼ばれる書面で通告する場合があります。
支払いに応じない場合、法的手続きを検討するといった内容の書面です。
給与などが差し押さえされる
催告書に応じられない場合、支払督促のリスクが高まります。
支払督促は簡易裁判所に申立てを行う法的手続きの一つです。
裁判所から届いた支払督促を放置してはいけません。
目安として3〜6ヶ月の長期滞納後、財産の差し押さえリスクが生じるからです。
差し押さえされる財産は給与が一般的とされています。
給与差し押さえの場合、手取り4分の1までが原則です。
手取り20万円の場合、5万円までの差し押さえとなります。
15万円はそのままもらえるため、直ちに生活困難になるリスクは生じないでしょう。
しかし、滞納した分の支払いが完了するまで、給与差し押さえが続く場合があります。
法律上、給与差し押さえで会社をクビになる可能性は低いですが、裁判所から届く差押命令により長期滞納の事実が会社にバレる可能性大です。
プランネルへの支払い遅れ以前に行える対処法
プランネルへの支払い遅れ以前に行えるのが、下記の対処法です。
【支払い遅れ以前の対処法】
- 事前に無理のない支払い計画を立てる
- 給与振込口座を登録する
- 余裕があるときは期日前に支払いする
- 支払いに遅れそうなときは早めに相談する
事前に無理のない支払い計画を立てる
審査次第となりますが、プランネルでは10万円から最高300万円の融資が受けられます。
しかし、無計画のまま高額な融資を受けると支払い困難になりかねません。
融資を受ける前に無理のない支払い計画を立てましょう。
支払い計画を立てたいときに便利なのが、プランネル公式サイトの返済シミュレーションです。
借入希望額・金利・返済回数を選択するだけで、毎月の支払い金額を試算できます。
毎月の支払い金額に無理があるときは、返済回数を増やしてから再度返済シミュレーションするとよいでしょう。
ただし、返済回数を増やしすぎると利息の負担が増えてしまいます。
許容できる利息の範囲で返済回数を増やすのがポイントです。
給与振込口座を登録する
プランネルでは登録口座からの引き落としでも毎月支払いが可能です。
しかし、登録口座が残高不足のままだと引き落としができず、期日までの支払いに遅れる可能性があります。
消費者金融の場合、遅延損害金の発生は期日の翌日からが一般的です。
残高不足による遅延を防止したいときは、毎月給与が振り込まれている口座を登録するといった対処法があります。
プランネルの引き落とし日は6日または20日です。
給与が振り込まれた後は、浪費しないように努めましょう。
余裕があるときは期日前に支払いする
プランネルでは期日前であっても一部または全額の支払いが可能です。
余裕があるときは一部でもよいので、期日前に支払いするといった対処法があります。
ボーナス支給時は全額支払いするよい機会です。
全額支払いにより、早めに完済すれば利息の負担も抑えられます。
支払いに遅れそうなときは早めに相談する
やむを得ない事情によりプランネルへの支払いに遅れそうなときは、早めに相談すると期日を先に延ばしてもらえる可能性があります。
支払いを待ってもらっている間に返済資金を準備しておきましょう。
ただし、いつまでも支払いを待ってもらえるわけではありません。
プランネルの対応次第ではありますが、支払いの猶予は1ヶ月ほどが一般的です。
【プランネル 支払いに関する相談窓口】
電話番号 | 03-3263-3800 |
受付時間 | 9時00分~17時20分 (土日祝・年末年始は除く) |
プランネルへの支払い遅れ後に行える対処法
プランネルへの支払い遅れ後に行えるのが、下記の対処法です。
【支払い遅れ後の対処法】
- 所在は明確にしておく
- 催告書が届いたときは速やかに支払いする
- 支払督促が届いたときは速やかに弁護士へ相談する
所在は明確にしておく
プランネルへの支払いに遅れたまま、所在不明となってはいけません。
プランネルからの信用を失い、直ちに一括請求を受けるリスクが高まります。
プランネルへの支払い中に転職や転勤などで引っ越ししたときは、速やかに住所変更の手続きを行いましょう。
催告書が届いたときは速やかに支払いする
催告書が届いてもプランネルへ支払いすれば、給与が差し押さえされる心配はありません。
支払い可能であれば、速やかに応じましょう。
もしプランネルから融資を受けた覚えがないにも関わらず、催告書が届いたときは架空請求の可能性があります。
プランネルからの正しい請求なのか、詐欺業者による架空請求なのか、区別が難しいときは最寄りの消費生活センターで相談するといった対処法が有効です。
支払督促が届いたときは速やかに弁護士へ相談する
催告書が届いても支払えず、裁判所から支払督促が届いたときは速やかに弁護士へ相談するといった対処法が有効です。
弁護士事務所によっては債務整理を依頼できます。
債務整理のうち、任意整理は交渉により将来利息と遅延損害金のカットが期待できる手続きです。
任意整理の交渉がまとまり次第、原則3年での分割支払いに応じてもらえる可能性があります。
ただし、プランネルが交渉に応じなかった場合、任意整理が成立しません。
任意整理できない場合は、自己破産や個人再生など他の手続きで債務整理できるかどうか弁護士に相談するとよいでしょう。
ただし、債務整理により信用情報にブラックリストが掲載されてしまいます。
個人再生と自己破産の場合、信用情報から削除されるまで最長7年が目安です。
プランネルへの支払い遅れまとめ
今回はプランネルへの支払い遅れについて、下記のポイントを中心に解説してきました。
【支払い遅れで生じるリスクと期間】
- 遅延損害金の発生(期日の翌日~)
- ブラックリストの掲載(3ヶ月以上の滞納)
- 一括請求(1回~3ヶ月以上の滞納)
- 給与などの差し押さえ(3~6ヶ月以上の滞納)
リスクが生じるまでの滞納期間は目安です。
プランネルの判断によっては、1回の支払い遅れで一括請求を受ける場合があります。
1~3日程度遅れても速やかに支払いすれば、問題が大きくなる前に解決できる可能性が高いです。
支払督促に応じられないときは、早めに弁護士へ相談するとよいでしょう。
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