「イオン銀行カードローンは在籍確認なし、勤め先への電話なしで申し込めるの?」
人によってはお金を借りる際、在籍確認の有無が気になるでしょう。
そこでイオン銀行カードローンが行う在籍確認について解説していきます。
結論から申し上げると専業主婦を除き、勤め先への電話を回避するのは難しいです。
勤め先への電話時に注意したい4つの点もあわせて解説しますので、気になる方はご参考ください。
イオン銀行カードローンの在籍確認を回避するのが難しい理由
イオン銀行公式サイトからの引用をご覧ください。
ご勤務先へ在籍確認をお電話でさせていただいております。
引用元:イオン銀行公式サイト はじめてのカードローン
公式サイトで明確に記載している関係上、希望によって勤め先への電話を回避するのは難しいです。
勤め先が実在しているか、安定収入を得ているか、返済能力があるかを確認するために必要だからです。
金融機関への自己申告のみだと申し込みの内容が本当に正しいかどうか、判断するのが難しいです。
申し込みの内容に虚偽があり、返済能力のない人に貸付けると返済不能に陥る恐れがあります。
無担保ローンの場合、借主が返済不能になっても担保からの回収ができず、貸倒損失が発生しかねません。
借主一人だけであれば、貸倒となっても損失は少ない可能性が高いです。
しかし、貸倒となる借主が多くなるほど、貸倒損失が膨らんでしまいます。
イオン銀行では2022年度、8億円以上の貸倒引当金繰入額を計上*しました。
貸倒引当金繰入額は将来発生の可能性がある貸倒の見積額を計算し、引当金として計上する勘定科目の一つです。
ネット銀行の大手とはいえ、8億円以上の貸倒引当金繰入額は無視できる数字ではありません。
そこで審査時に十分な返済能力があるかどうかを確認し、貸倒損失のリスクを抑えるわけです。
勤め先の確認はマストであり、甘い審査ではありません。
基本的に銀行カードローンへ申し込むときは、勤め先への電話に対応できるかどうかを考えておきましょう。
イオン銀行カードローンの在籍確認について|勤め先への電話時に注意したい4つの点
イオン銀行カードローンが行う在籍確認には下記の注意点があります。
【4つの注意点】
- 固定電話優先
- イオン銀行を名乗るケースあり
- 出向中の場合は出向先に電話
- 派遣元会社によっては事前連絡が必要
それぞれの注意点について、事前に知ったうえで対策するのが望ましいです。
固定電話優先
イオン銀行カードローンの場合、申告できる勤め先電話番号は固定電話優先です。
コスト削減や業務効率化を推進するため、固定電話をなくす会社が増えてきました。
固定電話がない会社に勤めている方の場合、社用の携帯番号を申告可能です。
しかし、社用の携帯番号だと審査が不利になる可能性があります。
携帯番号だと勤め先を確認するのが難しいからです。
電話帳や公式サイトなどに代表電話の番号を掲載している会社であっても、社用の携帯番号までは掲載しないのが一般的であり、会社から貸与されている携帯電話と証明するのは困難です。
金融機関によっては特別な事情がある場合、事前に相談できます。
固定電話がなく、勤め先の確認に不安がある方は下記のダイヤルへかけて事前相談するとよいでしょう。
【イオン銀行ローン専用ダイヤル】
電話番号 | 0120-48-1258 |
受付時間 | 9時00分~18時00分/年中無休 |
イオン銀行を名乗るケースあり
イオン銀行カードローンの在籍確認では、原則として担当者の個人名を名乗っています。
しかし、下記のケースに該当する場合、イオン銀行を名乗るのが通常です。
【3つのケース】
- 電話に出た勤め先の人から社名を聞かれた
- 自身で希望した
- 金融機関側で必要と判断した
電話に出た勤め先の人に用件までは伝えないのが一般的です。
しかし、基本的には社名の嘘は言えません。
勤め先の人に借入の事実を知られたくないときは、「イオンカードに申し込んだ」との言い訳が有効です。
クレジットカードの審査でも在籍確認を行う場合があります。
イオン銀行が発行するイオンカードであれば、勤め先の人に言い訳だと疑われるリスクは低いでしょう。
出向中の場合は出向先に電話
出向中の方が申し込む場合は、出向先の電話番号を申告します。
出向元ではなく、出向先の会社に電話をかけるのが通常です。
出向元会社の電話番号を申告してしまうと、借入までに余計な時間がかかりかねません。
審査否決のリスクが高まるため、勤め先情報の申告間違いには注意が必要です。
インターネットで申し込むときは、正しい内容を入力したかどうか、よく確認したうえで送信しましょう。
派遣元会社によっては事前連絡が必要
派遣社員の場合、派遣元会社の電話番号を申告します。
派遣元会社の対応により、本人が電話に出られなくても審査完了です。
しかし、派遣元会社によっては事前連絡が必要となります。
事前連絡なしだと審査否決のリスクが高まるため、必要に応じて派遣元会社へ電話連絡しておくのが望ましいです。
派遣元会社によっては金融機関名・担当者の個人名を聞かれる場合があります。
担当者の個人名が分からないときは、金融機関名を伝えるとよいでしょう。
イオン銀行カードローンの在籍確認に関するよくある質問
専業主婦にも審査時の在籍確認はありますか?
配偶者に安定した収入があれば、専業主婦でもイオン銀行カードローンの審査が受けられます。
申し込みが専業主婦の場合、勤め先名や勤め先電話番号の申告は必要ありませんので、例外的に勤め先への電話なしで申し込める可能性があります。
ただし、専業主婦に設定可能な限度額は50万円までです。
配偶者が高額な年収を得ていたとしても、専業主婦だと50万円を超える高額な借入ができません。
専業主婦の場合、返済資金は配偶者の収入頼みになるからと考えられます。
その他、本人確認のため、自宅または携帯に電話がかかってくる場合があります。
自宅に固定電話がないときは、携帯番号を申告するとよいでしょう。
勤め先の確認と違い、本人確認であれば携帯番号でも問題なく行えます。
電話による在籍確認から書類への変更は可能ですか?
イオン銀行カードローンの場合、書類による在籍確認には対応していない可能性があります。
金融機関によっては希望により、源泉徴収票や給与明細書など書類への変更が可能です。
書類であれば、勤め先に電話はかかってきません。
どうしても電話だと都合が悪いときは、レイクや横浜銀行など書類への変更を希望できる金融機関へ申し込むのも一つの選択肢です。
在籍確認の日時は指定できますか?
イオン銀行の審査は年中無休とはいえ、電話の日時までは指定できない可能性があります。
日時指定できる金融機関、書類へ変更できる金融機関と比べると、柔軟な対応を受けるのは難しいです。
金融機関の営業時間によって異なりますが、勤め先に電話がかかってくる時間帯は9時〜21時が目安です。
日中に営業している勤め先であれば、電話が繋がりやすいでしょう。
いつ在籍確認の電話がかかってきますか?
金融機関によって異なりますが、審査は下記のような流れで進みます。
【一般的な審査の流れ】
- 申し込みの内容を確認
- 必要書類の確認
- 信用情報への照会
- 自行における取引履歴を確認
- 勤め先の確認
勤め先の確認をもって審査が完了します。
イオン銀行の場合、審査完了までにかかる時間は最短翌日〜1週間ほどが目安です。
申し込みの時間帯や自行口座の有無などによって異なりますが、申し込みの完了から翌日〜1週間ほどで勤め先に電話がかかってくる可能性があります。
イオン銀行カードローンの在籍確認まとめ
イオン銀行カードローンの在籍確認について、下記のポイントを中心に解説してきました。
【解説のポイント】
- 勤め先への電話が基本
- 希望により回避するのは難しい
- 担当者の個人名またはイオン銀行を名乗る
- 固定電話優先
- 書類への変更や日時指定はできない可能性あり
出向中の場合は出向先、派遣社員の場合は派遣元会社へ電話するのが通常です。
勤め先への電話について不安があるときは、イオン銀行ローン専用ダイヤル「0120-48-1258」へかけて事前相談するとよいでしょう。
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